bar buenos airesレーベルから発売された、セバスティアン・マッキ(Sebastián Macchi)によるソロ名義の新作『メロディア・バルディア(Melodía Baldía)』がとても良かったです!(カドピ)
自然や風景を大切にし、それが音楽にも息づいている、アルゼンチン・パラナの音楽家たち。セバスティアンの音楽も水面のようにキラキラしていて、風のように優しい、叙情的な世界が魅力です。
今回はフェルナンド・シルバ(コントラバス)とゴンサロ・ディアス(ドラム/パーカッション)とのアンサンブルを基本に、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイなどの多彩なアーティストがゲスト参加したことで、より豊かで、暖かみを感じます。
聴いていて、とてもポジティブな気持ちになれたのでした。
01. Melodía Baldía
02. Cancioncitá
▼ライナーノーツ:石郷岡学(yama-bra)
▼発売日:2022年7月8日
▼品番:RCIP-0334
▼レーベル:bar buenos aires / Shagrada Medra
▼オンラインストア:resonance music
▼オンラインストア:tempo(Inparatmaint Inc.)
〈CD帯コメントより〉
「音楽そのものが持つ“精神”や“鼓動”をありのまま誠実に表現したい。“なにもしない(無為)”ことによって純粋で本質的な何かを生み出したい」。アルゼンチンの音楽家セバスティアン・マッキが語る、老子や荘子の思想をにじませる言葉からは、彼がまた新たな音楽のフィールドを切り開いたことが伝わってくる。彼の優しい語り口の歌やピアノが、“音楽が存在するための広大な静寂”の中に、詩情豊かな音楽の風景を描き、いつまでも希望や夢を持ち続けることの大切さを感じさせてくれる。新たな”パラナ河の岸辺の音楽”がここに誕生した。
bar buenos aires 吉本 宏、山本勇樹、河野洋志