2018年12月9日日曜日

インディー・インディア(その3)~2018年リリース曲~

以前「インディー・インディア」という投稿で、インドの現行インディーミュージックを2度にわたりブログで紹介したのですが、今回はその第3弾です。今年リリースされた音源に絞って4曲ご紹介。(カワズ)



Ankur Tewari 「Duur」
俳優や映画監督としても活動するベルギー生まれのシンガー・ソングライター、Ankur Tewari。2017年には自身がボーカルを務めるThe Ghalat Familyというバンドを結成しました。フォーキーな楽曲と髭が似合うナチュラルな出で立ちは、どこかデヴェンドラ・バンハートを彷彿させます。映画スラムドッグ・ミリオネアにも出演しているそうです。


Parekh & Singh 「Summer Skin」
インドのコルカタから2016年にデビューしたデュオ、Parekh & Singh。名曲揃いの1stアルバム『Ocean』は日本のインディーポップファンの間でも好評を博しました。先月リリースされたばかりの新曲「Summer Skin」は、彼らの魅力である親しみやすいメロウな旋律に、より一層のスケール感が加わったドリーミーなナンバーです。来年リリース予定のニューアルバムも楽しみ。




Ramya Pothuri 「Constantly」
ムンバイ出身の女性シンガー・ソングライター、Ramya Pothuriのアコースティックなナンバー。透明感のある歌声がたいへん素晴らしく、少しR&B~ネオソウルのエッセンスを感じるボーカルスタイルも魅力的です。2016年にリリースしたEPに収録されている「Her Song」という曲も良いので合わせてぜひ。




Trodd 「To Stay (feat. Ramya Pothuri)」
前述のRamya Pothuriをフィーチャーして、同じくムンバイを拠点に活動する音楽家Troddが発表したナンバーです。浮遊感のあるアンビエント&ジャジーなトラックと、Ramyaの凛とした歌声。その内省的な世界観に思わず引き込まれます。