The Yellow Bucket 「Two Halves」
ニューデリーを拠点に活動する3ピースグループ。2014年作『Two Halves』は、アコースティックな世界観とエレクトロなアレンジが程よくマッチした素晴らしいアルバムです。どの曲も良いのですが、イントロの洗練されたギターのアルペジオから惹きこまれた表題曲を選びました。ジャケットも趣があって◎。Bandcampではフリー・ダウンロードできます。
Shantanu Pandit 「The Climb」
同じくニュー・デリーで活動するShantanu Panditは、Prateek Kuhadと似たテイストを持ったシンガー・ソングライターで、こちらもインドのインディー・シーンでは昨今注目されている人物です。本作はデビューEP『Skunk In The Celler』冒頭に収められた、歌心溢れるメランコリックなナンバー。しっとりとしてこれからの季節にぴったりの一曲です。Run It's The Kid 「Forgetting How To Swim」
前述のShantanu Panditはソロだけでなくバンド活動も行っています。これは彼をフロントマンとする4人組インディーバンド、Run It's The Kidの2016年作に収録された一曲です。USインディー・フォークを彷彿させるアコースティックな質感と、三拍子を基調とするメロウな旋律が彼らの持ち味。彼ら自ら、“ムーディーなワルツバンド”と称するのも納得の楽曲です。Meera Shenoy 「Fall」
20台前半にもかかわらず、渋みのある歌声と堂々とした佇まいが魅力の女性シンガー・ソングライター、Meera Shenoy。ジョニ・ミッチェルやエスペランサ・スポルディング、マック・デマルコらに影響を受けたという彼女の音楽には、フォーク、ブルース、ジャズ、R&Bなどのエッセンスが凝縮されています。
Meera Shenoy 「Spaghetti」
最後はMeera Shenoyをもう一曲、カズーとエレキギターによるシンプルでブルージーなナンバーを。Prateek Kuhadのフロントアクトも務めているとのことです。まだアルバムは未作成のようですが、これからが楽しみな逸材。