2016年9月25日日曜日

インディー・インディア(その1) ~Prateek Kuhad~

最近少しチェックしているインドのインディーズシーンを一部紹介します。今日はその中でもイチオシのシンガー・ソングライター、Prateek Kuhadについて。(カワズ)


Prateek Kuhad

ジャイプール出身、デリーで活動するシンガー・ソングライター。フルアルバムとして聴けるのは2015年作『In Tokens & Charms』ですが、YouTube等で聴けるアルバム未収録のナンバーがどれも素晴らしく、ギターやピアノによるシンプルな弾き語りが中心のそれらの楽曲のほうが、個人的には好みです。スフィアン・スティーヴンスやホセ・ゴンザレス、ケヴィン・バーカーといったフォーキーなSSW作品にピンと来る方はぜひ聴いてみてください。

「100 Words」


↑優しげなギターのアルペジオと温かみある歌声、センチメンタルなメロディが素晴らしいナンバー。アニメーションと融合したMVも楽曲の世界観とぴったりマッチしています。

「Flames (Piano version)」


↑アルバム『In Tokens & Charms』に収められた曲のピアノ弾き語りバージョン。アルバムでは芯のあるギターロックに仕上がっていますが、アレンジを削ぎ落としたことにより、メロディの良さが際立っています。

「Big Surprise」


↑軽快なドラムと重厚な音色のチェロの調べ。本人のボーカル&ギターに寄り添うそれらのバッキングの程よいバランスが、ポップな歌に奥行きを与えています。声がどこかアディティア・ソフィアンを彷彿とさせますね。

「Be At Ease」


↑アルバム『In Tokens & Charms』の終盤に収められたミディアム・テンポなアコースティックナンバー。彼が得意とする小気味好いギターのアルペジオが、メロウな楽曲に気品を加えています。アルバムで一番好きな曲です。

彼のプロフィールなど、詳しくはインド音楽シーンに特化したサイトIndian Music Catalogでも紹介されています。→「アーティストカタログ#009: Prateek Kuhad