元ゾンビーズのメンバー、コリン・ブランストーンの名盤『一年間(One Year)』が発売されてから今年で半世紀。50周年を記念してリリースされたテイクン・バイ・トゥリーズ(Taken by Trees)によるカバーEP『Another Year』がとても良い感じです。(カワズ)
12月に入ってなんとなくその一年を振り返るとき、コリン・ブランストーン『一年間(One Year)』を聴いたり、ジャケットを思い浮かべたりします。
その『一年間』の発売から50年を記念し、12/9にテイクン・バイ・トゥリーズ(Taken
by Trees)が『Another Year』というEPをリリースしました。テイクン・バイ・トゥリーズ(Taken by
Trees)は、スウェーデンのソングライター、ヴィクトリア・バーグスマン(Victoria
Bergsman)によるソロプロジェクト。彼女は90~00年代にかけて、The Concretesというインディーバンドで活動していました。
Taken by Trees "Another Year" (2022)
コリン・ブランストーンが『一年間』の中で描いた幻想的で神秘的な世界観を背に、繊細かつメランコリックなサウンドを紡いでいます。『一年間』をオマージュしたジャケットもリスペクトに満ちていて素敵です。大好きな「Misty Roses」と「Mary Won’t You Warm My Bed」が収録されていたら言うことなしだったのですが、それでも大満足な一枚です。
Colin Blunstone "One Year" (1972)
個人的なことですが、先日、生まれて初めてマラソン大会に参加しました。結果はともかく、完走できたので良かったです。今年はそのトレーニングのために日々走り込みをした一年間でした。次の一年、何に注力するにせよ、充実した時間を過ごすことができたら良いなと思います。