熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の25回目が放送されました。シアトルを拠点に活動し、インドネシアシーンとの繋がりもある夫婦デュオ、Mr. and Mrs. Muffins(ミスター&ミセス・マフィンズ)を特集しました。今回から本コーナーも3年目。本年度もどうぞよろしくお願いします。(カワズ)
コーナー冒頭にお届けしたのは、同じくシアトルを拠点とするロンリー・ベンソンとコラボレーションしたナンバーです。1983年にクレイグ・ランクがリリースした隠れAOR名盤『True
love』に収録されている曲のカバー。2020年にリリースされたヨットロックのコンピレーションカバーアルバム『Cruise Control: A Yacht Rock Cover Comp』に収録されています。
Mr. and Mrs. Muffins(ミスター&ミセス・マフィンズ)の最新4thアルバム『The Manhattan Slide and Other Songs for Dream Dancing』から3曲紹介しました。音楽性は様々で、キャッチ―なソフトロックや静謐なチェンバーポップ、メロウなドリームポップなどがいい塩梅にミックスされたアルバムです。「A
Rainy
Interlude」はインドネシアのモンド・ガスカロとフランスのルイ・フィリップという両国のポップマエストロがコラボレーションした贅沢なナンバーです。なお、妻のNanda(ナンダ)はインドネシア出身。そのためインドネシアシーンとの繋がりもあり、モンド・ガスカロの他、ホワイトシューズのメンバーとはジャカルタでライブ共演したこともあるそうです。
最新アルバム『The Manhattan Slide and Other Songs for Dream Dancing』は、東京blue-very
label(ブルーベリー・レーベル)から今夏アナログ盤がリリースされます。全世界で200枚限定プレスとのことですので、気になる方は早めの予約をオススメします。
この曲は2013年の2ndアルバム『The Misty Cowboy and Other Songs to Dream By』に収録されています。妻Nanda(ナンダ)はグラフィックデザイナーでもあり、Mr. and Mrs. Muffinsのアルバムのアートワークは彼女が手掛けています。とりわけこのアルバムのインナーデザインは秀逸で、レコードのフォーマットの魅力を充分に活かしたデザインになっています。過去に当ブログで写真付きで紹介していますので参照してみてください。
2017年の3rdアルバム『The Quiet Moon and Other Midnight Memories』から2曲紹介しました。アルバムタイトルの通り、全体的に静謐な空気が漂っていて、夜の雰囲気が似合う作品です。このアルバムはモンド・ガスカロと彼の妻が主宰するインディレーベル《Ivy
League
Music》からCDがリリースされています。ガスカロ夫妻が以前来日した時に、お会いする機会があったのですが、その時におみやげとして直接CDを頂いた思い出の一枚です。
コーナーの最後はいつも静かめの楽曲を紹介しています。最新アルバムの冒頭に収録されているナンバーで、アメリカの往年の名歌手ボビー・フリーマンの1958年のカバーを紹介しました。ビーチ・ボーイズなどもカバーしている名曲です。
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Mr. and Mrs. Muffins "The Manhattan Slide and Other Songs for Dream
Dancing"
1. Do You Wanna Dance
2. Dream Dancing
3. The Fox and The Pearl
4. The Manhattan Slide
5. The Metropolis
6. The Dancing Man
7. Perfume and Cigarettes
8. Mesmerized
9. The Baker and The Beggar
10. Rainy Interlude
11. Tokyo
♪全世界200枚限定リリース
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Mr. and Mrs. Muffins(ミスター&ミセス・マフィンズ)を特集した今回のSound
of Afterglow。最新アルバム『The Manhattan Slide and Other Songs for Dream
Dancing』は今夏リリース予定のため、既発曲の中からSpotifyプレイリストを作りました。ぜひチェックしてみてください。