イギリスのバンドPULPのフロントマン、ジャーヴィス・コッカー(Jarvis Cocker)がアンニュイに歌うフレンチ・ミュージック。(カドピ)
BBCでラジオ番組の司会をしたり、映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」に舞踏会で演奏するバンドThe
Weird
Sistersのヴォーカルで出演したり、ツイッターがジョーク満載だったたり、最近はイギリスのエレクトロ・ポップバンドHOT
CHIPとコラボしたりと、多才なジャーヴィス。
ウェス・アンダーソン作品には『Fantastic Mr.
Fox』でも参加していましたが、今上映中の『フレンチ・ディスパッチ(ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊)』でもクリストフの65年ヒット曲「Aline」を劇中でカヴァーしています。
その「Aline(愛しのアリーヌ)」と同時代にフランスで生まれた楽曲だけで構成したアルバム『Chansons d’Ennui Tip-Top(シャンソン・ダンニュイ・ティップ・トップ)』が発売されました。
デリダやブリジット・バルドー、フランソワーズ・アルディなどの名曲を、タイトル通り‟アンニュイ”に歌い上げています。「Paroles,
Paroles(あまい囁き)」ではStereolabのレティシア・サディエールとデュエット。じんわりとしみる聴きごたえのある作品です。映画ももう一回くらい観たいな。
Jarvis Cocker "Chansons d’Ennui Tip-Top"
Side A
Dans Ma Chambre
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La Tendresse
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Dutronc – Le Gent Sont Fous
Il Pluet Sur La Gare
Side B
Parole Paroles
Requiem Por En Cos
Mon Amis La Roase
Mao Mao
Elle Et Moi
Aline