ブラジルから来日する素晴らしいアーティストの福岡公演が7/28に開催されます!(カワズ)
ブラジル・サンパウロ出身の女性アーティスト、ダニ・グルジェル(Dani Gurgel)。2014年にDani & Debora Gurgel Quarteto(DDG4)として行った公演以来の来福です。今回は、彼女のソロ作としてリリースされたアルバム『Tuqti(トゥクチ)』を携えた来日ツアーの一環。久々に福岡で生で観れるので、とても楽しみにしています。
土台となる音楽性は、DDG4同様に、現代ジャズやフュージョン、そして各種ブラジル音楽の融合体といえるのですが、今作『Tuqti(トゥクチ)』では、とにかくダニ・グルジェルのボーカルの凄みに圧倒されます。
その声が生み出す楽器のような正確なピッチと緻密さに感嘆しつつも、一方では、彼女の自由奔放さや肉体的なグルーヴへの渇望も同時に感じられます。
Dani Gurgel - TUQTI - EPK from Dani Gurgel on Vimeo.
一般的なロックやポップスとは一線を画す音楽かもしれませんが、「音楽を聞くこと」が過去の思い出や郷愁の念を呼び覚ますだけでなく、今まで体験したことのない新しい刺激を求める行為の一つとして今なお機能するのだとしたら、こうした音楽はその入口になり得るのだとしみじみと感じています。
ダニ・グルジェル "トゥクチ" リリース・ツアー2018福岡公演
2018年7月28日(土)
▼会場:ルームス(福岡市中央区天神2-1-50)
▼料金:前売5,500円/当日6,000円(共に1ドリンク別途、全席自由)
▼出演:Dani Gurger(vo)
Thiago Rabello(ds)
Conrado Goys(eg)
Gabriel Santiago(ag)
Frederico Heliodoro(b)
▼主催:Rambling RECORDS
▼後援:駐日ブラジル大使館
▼協力:Republik:
★福岡公演のご予約と詳細★
http://republik.jp/archives/4871
Dani Gurgel (ダニ・グルジェル)
1985年、ブラジル・サンパウロ生まれ。
3才のころには音楽に触れ、ボサノヴァ界のスターであるジンボ・トリオによる音楽スクールのClamに参加し、以後15年間にわたってピアノやフルート、サックス、エレキ・ベースを学ぶ。テナー&バリトン・サックス奏者として、Domus、そしてサックス奏者、ホベルト・シオンによるプロジェクトであるULMという二つのビッグ・バンドにも参加した。18歳になったダニは自身で作曲を始め、同時に歌詞も書き始めた。その時、ダニはあることに気が付く。様々な楽器に触れてきたダニが最後に見つけた楽器、それは自分の歌声である、ということに。
2008年にソロ・アルバム『Nosso』をリリースし、2010年には若手ミュージシャンを多く集めた『Agora』発表したを発表。同時に、映像の分野や地元サンパウロの音楽シーンにおける牽引者としてもその才能を発揮し、新たな作曲家たち(New Composers)という意味の<NovosComposiotores>と冠したTV番組とアルバム、そして<Outro Som>と呼ばれるドキュメンタリーTV番組、そしてWEBで公開してきた<MusicadeGraca(無料の音楽)>など数々のプロジェクトを手掛けていく。こうした一連の動きが認められ、ダニは2015年から2018年にかけて<PPM -PrêmioProfissionaisda Música(ミュージック・プロフェッショナル賞)>において5部門を受賞。2013年には<Prêmioda Música>に、2007年には<PrêmioNascente>に表彰された。また、OrquestraTom Jobimではキュレーター役を務め、2017年にはDani Gurgel& NovosCompositoresTourを慣行。2010年にはクラウドファウンディングを使った音楽プロジェクトによって<PrêmioConverge de InovaçãoDigital(デジタル・イノヴェーション賞)>を受賞した。なお、このプロジェクトはニューヨークに本拠地を構えるレーベル、ArtistShareと共同で運営したもの。
2012年より、ダニはピアニストで作曲家のデボラ・グルジェル、そしてドラマーでありプロデューサーでもあるチアゴ・ハベーロらとともに、ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートというコラボレート活動を続けてきた。彼らのニックネームは<DDG4>と呼ばれ、これは日本のファンが名付けたもの。DDG4はこれまでに累計7枚のアルバムをリリースして来、ブラジルのほか、日本やドイツ、オランダなどで世界各国で販売されている。ダニが作曲した楽曲は、マリア・シュナイダーやフィロ・マシャード、アンソニー・ウィルソン、サラ・セルパ、そしてデボラ・グルジェルなど、世界中でレコーディングされている。