熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の52回目が放送されました。5/31~6/2にSeoul Jazz Festivalを鑑賞するために訪れた韓国ソウル。今回は、そのフェスの合間に巡ったソウルの音楽ショップや、その際に購入した韓国のアーティストの音源を紹介しました。(カワズ)
ジャズグループPudding(プディング)が2003年にリリースした1stアルバム『If
I Could Meet
Again』に収録曲されている軽快なサンバを1曲目に紹介しました。バンドの中心人物は、韓国の作編曲家キム・ジョンボムが、ソロプロジェクトPudditorium(プディトリウム)をスタートする前に組んでていたバンドです。セカンドアルバム『Pesadelo』(2005)も愛聴盤です。
2曲目は、女性シンガーソングライター、キム・トゥットゥルによるソロプロジェクトMeaningful Stone(ミーニングフル・ストーン)を紹介しました。2021年の韓国大衆音楽賞の今年の新人賞に選ばれるなど、高い評価を得たアルバム『A
Call from My
Dream』(2020)に収録されています。この曲は幻想的な雰囲気とフォーキーなサウンドが素晴らしいです。アルバムにはサンバ~ボサノヴァ調のナンバーも収録されていて、ブラジル音楽ファンにもおすすめしたい一枚。
3曲目は人気ラッパーGIRIBOYがリーダーを務めるHIPHOPユニットCosmic Boy(コズミック・ボーイ)。ファーストEP『Can I
Love?』(2019)に収録されているメロウなタイトル曲を紹介しました。オフィシャルYOUTUBE音源では5400万回再生されているというネットの情報に驚き、あらためて確認したところ5600万回を超えていたのでさらに驚きました。
4曲目は차 정원(チャ・ジョンウォン)のCar, the garden(カー、ザ・ガーデン)を紹介しました。韓国語でチャ(차)が「車」、ジョンウォン(정원)が「庭」ということでこのアーティスト名になったのだそうです。J.Islandというアーティストが2007年にリリースした曲のカバーバージョンで、Netflixドラマ『海街チャチャチャ』の劇中で使用され、韓国国内でも大ヒットしました。
5曲目は、2019年にEP『Monologue(モノローグ)』でデビューしたシンガー・ソングライターLee Jun Hyung(イ・ジュン・ヒョン)。ユダビンバンドというグループでも活動しています。2022年発売のセカンド『UTOPIA』に収録されているタイトル曲を紹介したのですが、トータルでおすすめできるアルバムなので、いつか彼の楽曲で特集を組みたいと思います。
最後の曲はLucid Fall(ルシッド・フォール)で締めました。済州島在住のシンガー・ソングライターで、日本盤のCDも複数リリースされています。10枚目のアルバム『Voice
beside
Guitar』(2022)収録されている繊細でフォーキーな曲をお届けしました。梨泰院の総合ショップVinyl
& Plasticで購入しました。
ソウルで訪れたレコードショップの情報は以下にまとめていますので合わせてチェックしてくみてください。
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今回オンエアした楽曲を中心に構成したSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲も含めてセレクトしていますので、ご興味のある方はこちらもぜひ。