熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の51回目が放送されました。5/31~6/2に韓国のソウルオリンピック公園で開催された《Seoul Jazz Festival 2024》を鑑賞しました。6月はそのレポート回をお届けしました。(カワズ)
一曲目に紹介したのは、レイキャビク生まれのシンガー・ソングライター、Laufey(レイヴェイ)。フェス二日目の野外メインステージに登場しました。お届けしたのは、アイスランドのオーケストラを従えた『A Night at the Symphony』収録の「Valentine」。今回のフェスでは、オーケストラセットではありませんでしたが、地元のストリングカルテットと共演する贅沢なステージを担当しました。
野外の円形劇場型ステージ「Spring Garden」で鑑賞しました。YunSeokcheol Trio(ユン・ソクチョル・トリオ)は、男性ジャズピアニストであるユン・ソクチョルを中心としたピアノトリオ。大学でジャズを専攻したものの、ロックやインディーズバンドのような感覚のジャズグループを作りたい、という思いから現在のトリオ結成したそうです。
Extraordinary(エクストラ・オーディナリー)は、ジャズボーカリストYujin Kim(キム・ユジン)を中心としたグループ。今年の韓国大衆音楽賞では、アルバム『Extraordinary』ででベストジャズボーカルアルバムを受賞しました。YunSeokcheol
Trio同様に、野外の円形劇場型ステージ「Spring Garden」で鑑賞しました。
4曲目にご紹介したのは、今や国民的グループに成長したJannbi(ジャンナビ)。2020年9月に《韓国ソフトロック》特集で紹介したグループです。会場は2番目に大きな「Sparkling
Dome」。90分のセットだったのでほぼ単独ライブに近い構成で堪能できました。二日間鑑賞したフェスの中で、自分が見た中では彼らのステージがベストアクトでした。
Wave to Earth(ウェイヴ・トゥ・アース)の最新アルバム『0.1 Flaws and
All』(2023)に収録されている名曲を紹介しました。去年10月に彼らの特集回でも紹介したナンバーです。3番目の大きさの会場「Pink
Avenue」でのステージだったのですが、人気バンドということもありほぼ満員だったので、もう少し大き目の会場でもよかったようにも思えました。
フェス最終日の「Spring Garden」のトリを務めたChang Kiha(チャン・ギハ)。ソロステージを想定していたのですが、自身のバンド《チャン・ギハと顔たち》のメンバーがサポートを務める形でした。カリスマ性のある立ち振る舞いやソウルフルなステージは、奇妙礼太郎あたりを彷彿させました。最後はオーディエンスも全員スタンディングで大盛り上がり。
最後は、Spring Gardenステージで見たLee Jin Ah(イ・ジナ)。ルックやボーカルスタイルはアイドル見たいですが、卓越した腕前のジャズピアニストです。この曲が収録されている『Hearts of the City』は韓国大衆音楽賞でベストポップアルバム受賞しました。Antenna
Recordsに所属していて、Lucid Fall(ルシッド・フォール)、Lee Sang
Soon(イ・サンスン)、2曲目に紹介したYun
Seokcheol(ユン・ソクチョル)とレーベルメイトのようです。
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今回オンエアした楽曲を中心に構成したSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲も含めてセレクトしていますので、ご興味のある方はこちらもぜひ。