人気コンピレーションシリーズbar buenos airesのレコード化プロジェクト第2弾『bar buenos aires essentials vol.2』がリリースされました。2013年『estrella(星の輝き)』と2014年『soiree - dedicated to Bill Evans(ソワレ - ビル・エヴァンスに捧ぐ-)』から厳選された8曲が納められた珠玉の一枚です。(カワズ)
「きれいな空気」という意味をもつbar buenos
aires(バー・ブエノス・アイレス)は、吉本宏さん、山本勇樹さん、河野洋志さんが主宰となり、アルゼンチンの音楽家カルロス・アギーレの描く音像風景と共鳴する、世界の美しい音楽を集めて紹介しているコンピレーションシリーズで、合計10枚のコンピレーションCDが毎年一枚のペースでリリースされています。
昨年からは、これらのCDに収録された音源を再編集し、アナログレコードとしてリリースするプロジェクト《bar buenos aires essentials》がスタート。コンピ1作目『Dedicated to Carlos Aguirre(カルロス・アギーレに捧ぐ)』と2作目『Viento, Luz, Agua(風・光・水)』からセレクトされた第1弾『bar buenos aires essentials vol.1』はすでにソールドアウトしているみたいです。その第1弾に続き、第2弾『bar buenos aires essentials vol.2』が2/29に発売されました。
今作『bar buenos aires essentials vol.2』は、2013年『estrella(星の輝き)』と2014年『soiree - dedicated to Bill Evans(ソワレ - ビル・エヴァンスに捧ぐ-)』からの音源が、それぞれSide-A、Side-Bに4曲ずつ収録されています。個人的には、2枚のアルバムの中でも一番思い入れのある「Far-Faraway
/ Klaus Mueller」がA-1に入っているのでとても嬉しいです。
僕は2014年4月からの半年間、Love FMで「music for quiet
life」という音楽番組に出演していました。Publik:の河﨑政芳さんがメインMCで、僕はサポート役だったのですが、その番組のオープニングテーマがKlaus
Muellerの「Far-Faraway」だったのです。イントロのストリングスの調べからムードのあるピアノアンサンブルに流れ込んでいくときの雰囲気が、静かな音楽を紹介する番組のテイストにぴったりでした。
当時、夕方に本業の職場で仕事を終えてすぐにスタジオに向かい、一息つく間もなく20時からの生放送に臨んでいたのですが、オープニングのこの曲のおかげで、気持ちを落ち着かせ、ラジオモードに切り替えることができていたような気がします。こうしてあらためて「Far-Faraway」を聴くと、河﨑さんやディレクターの青木さんやゲストの方々と頑張って番組制作をしていた10年前の思い出が蘇ってきて、とても懐かしい気持ちになります。
元になっている2枚のCD(『estrella(星の輝き)』と『soiree - dedicated to Bill Evans(ソワレ - ビル・エヴァンスに捧ぐ-)』)に収められているのは素晴らしい楽曲ばかりなので、全32曲から8曲に絞るのは随分と悩まれたのではないかと想像してしまいますが、とにかくレコード化を実現していただき本当にありがたいです。vol.1同様、本作vol.2も数量限定で売り切れ必至だと思いますので、アナログ派の方はぜひ早めにチェックしてみてください。
bar buenos aires essentials vol.2
Side-A:estrella(星の輝き)
01. Far-Faraway / Klaus Mueller
02. Valsa de Eurídice <feat. Gretchen Parlato> / Nilson Matta
03. Caminhando no Calçadão / François Morin
04. Estrella (entre el espacio y la luz) / Carlos Aguirre
Side-B:soiree - dedicated to Bill Evans (ソワレ -
ビル・エヴァンスに捧ぐ-)
01. My Bells / Paul Liberman
02. Children's Play Song / Tony Gould
03. Soiree / The Danny Gottlieb Trio
04. September Fifteenth - dedic
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