2020年8月23日日曜日

日々の余韻アーカイブス(その22)~ハワイ産ソウル&AORの定番~

今日の投稿は、2013~2014年に【日々の余韻】というタイトルでSNSに毎日アップしていた投稿のアーカイブ記事です。ハワイ産ソウル~AORの定番レコードを4枚集めてみました。(カワズ)


2013年5月23日 【日々の余韻 Daily Afterglow 042】
Audy Kimura "Looking For The Good Life" (1983)
アウディ・キムラはハワイで活動した日系アメリカ人。パッとしない顔ジャケからは想像もつかない、極上のメロウネスを堪能できる1983年のアルバムです。いわゆるハワイアンAOR作品ですが、スロー~ミディアムテンポが中心で、ビーチサイドより涼しげなカフェテラスが似合う存在です。中でも一曲目「Mellow Kind Of Love」のとろける旋律と流麗なエレピサウンドは格別。


2013年6月3日 【日々の余韻 Daily Afterglow 053】
Babadu "Babadu!" (1979)

カラパナ等に代表される70年代以降のハワイアン・コンテンポラリーの中では、1979年にリリースされたこのアルバムは個人的に最も好きな盤の一つ。ニューソウルのエッセンスを存分含んだメロディに、S・ワンダーを彷彿とさせる伸びやかなババドゥのボーカル、そしてそれらを下支えするリズム隊は文句無しに最高です。さらに、透明感の中にどこか哀愁漂うフルートの調べが、リゾート気分の終わりの始まりを演出しているようで、聴くたびに切なくなります。


2013年7月4日 【日々の余韻 Daily Afterglow 084】
Cecilio & Kapono "Night Music" (1977)

カラパナ等と並ぶハワイアンAORの代表格、セシリオ&カポノの1977年のサードアルバム。梅雨の季節のジメジメ感を取り除いてくれるような、南国の爽やかで心地良い風を感じることができる一枚です。中でも「Have You Ever Had The Feelin'」は、高鳴るフルートの音色と、舞い上がる水飛沫のようなハイハットの刻みが最高に気持ち良いハワイアン・フリーソウルでおすすめ。


2013年8月1日 【日々の余韻 Daily Afterglow 112】
Summer "In Malibu" (1976)

8月になったということで、夏らしい一枚を。サマー、というそのまんまなネーミングのハワイアン・コンテンポラリーの4人組バンドが1976年にリリースしたファーストアルバム。ハワイ出身の代表的なバンド、カラパナの弟分と呼ばれただけあって、トロピカルな風を感じるライト&メロウなサウンドに彩られた一枚です。「Kona Day」はアコースティックギターとエレピが軽やかで心地良いスムージーな曲。