2017年5月7日日曜日

さまざまな “afterglow”

“afterglow”は、余韻、残響、残光といった意味を持つ英単語。聴き終えた後に心に深い余韻を残す音楽を、このブログ等を通して紹介しています。今日は、「afterglow」をタイトルに持つ曲をいくつかご紹介します。セレクトした後に気付いたのですが、曲名以外で共通するのは、どの曲もアルバムの最後のほうに収録されている点です。(カワズ)


Jose Gonzalez, from AL "Vestiges & Claws"


ホセ・ゴンザレスの2015年作『Vestiges & Claws』は、彼の特徴ともいえるアコースティック・ギターを中心としたプリミティヴな質感に、さらに磨きのかかった孤高の一枚。研ぎ澄まされた音像と静かなうねり。まるで彼の心の叫びが聴こえてくるかのようです。アルバム後半に納められたこの曲は、そんな彼が描いた心象風景を象徴するナンバー。

akira kosemura + haruka nakamura, from AL "Afterglow"


小瀬村晶とharuka nakamuraの2人が紡いだ儚いサウンドスケープ。淡々と繰り返すアルペジオとポストロック的なディレイ、その絶妙なギターアンサンブルに優しく溶け込む芳醇なエレクトロニカ。クールネスとマイルドな温かさのバランスが素晴らしいナンバーです。アルバムタイトルも『Afterglow』。


Foxtails Brigade, from AL "Time Is Passed"


フォックステイルズ・ブリゲイドはアメリカのインディ・フォーク・グループ。この曲が納められた『Time Is Passed』は、毎年冬になると聴きたくなる素敵なクリスマスアルバム。透明感溢れる幻想的なサウンドと親しみ易い旋律の虜になりました。2016年のセルフタイトル作が日本国内盤でリリースされていますが、このアルバムもぜひたくさんの人に聴いて頂きたい一枚です。

Travis, from AL "The Invisible Band"


最後は少し懐かしいトラヴィスのナンバー。冒頭の「Sing」や「Flowers in the Window」といった名曲揃いのアルバム『The Invisible Band』において、フォーキーな世界観を持つメロウな曲です。派手さはありませんが、こうした渋みのある歌がしっかりと刻まれていることが、傑作と呼ばれる所以と言えるかもしれません。