今年はなかなか暖房が手放せない日々が続きましたが、桜も開花してようやく春らしくなってきました。今日は暖かくなり始めた今の季節にぴったりの音楽を4枚紹介します。(カワズ)
Gaby Echevarria 『Allí』
クワイエット・コーナーの新作『Quiet Corner 'at night with you'』でもセレクトされているアルゼンチンのピアニスト、ガビ・エチェバリアの2013年作。たおやかな旋律を包み込むピアノと室内楽のナチュラルなアンサンブルが、春の訪れに華を添える芳醇な作品です。新作もリリースされています。
コウノトリ 『あらわれるもの、きえてゆくもの』
高松和弘率いるグループ、コウノトリのデビュー作。穏やかな陽射しと心地よい春風に溶け込む緩やかなボサノバが、2000年代以降のシティポップ的なエッセンスと軽やかに融合したアルバムです。全編を通してそのメロディセンスの良さが際立つ素敵な一枚。
Minuano 『ある春の恋人』
Lampのレコーディングやツアーメンバーとして参加するパーカッショニスト尾方伯郎が、Lampの榊原香保里をフィーチャリングしたMinuano。このセカンドアルバムは、ブラジリアンを基調としながら、榊原のボーカルが放つ繊細かつどこかミステリアスな雰囲気とリリカルな歌詞の世界観が唯一無二。桜の季節特有の儚い情景を重ねてしまいます。
Luiza Meiodavila 『Florescer』
ルイーザ・メイオダヴィラはサンパウロで活動する若き女性シンガー。彼女の6曲入りファーストEPは、スタイリッシュでジャジーなポップスやネオ・ソウルテイストの楽曲が並ぶ、耳心地良いアルバム。ジャケットも質感も素敵です。暖かな休日の昼間にオススメ。