もうすぐ8月も終わりですね。今日は、そんな季節の終わりに聴きたくなるサマー・ソングを6曲集めてみました。(カワズ)
Slime Girls 「Bonfires」
『No Summer No Cry』という印象的なアルバムタイトルに誘われて聴いてみたら好きになった一曲。あどけない歌声とバックに聞こえる波の音が、夏の終わりの侘しさをいっそう掻立てるナンバー。
Directorsound 「Once Upon a Ocean」
静かな夜の浜辺から聴こえてくるような、エキゾチックでエレガントな調べ。ロンドンのマルチ奏者による新作『Into The Night Blue』の冒頭を飾るのは、ロマンティックな映画のワンシーンを思わせる、たおやかで幻想的なサウンドスケープ。
Janet Seidel 「Twilight Time」
気品ある歌声が魅力のジャズシンガー、ジャネット・サイデル。彼女の2005年作『マナクーラの月』に収められた本作は、しっとりとしたウクレレサウンドに柔らかな夏の夜風を感じる一曲。思わず身を委ねたくなるチャーミングな名カバーです。
Eleni Mandell 「Magic Summertime」
「秋は移ろいやすく、冬は冷徹で、春は悲劇の季節、でも夏は魔法的」。そんな歌詞とビブラフォンの音色が切なく胸に響く、どこかノスタルジックでスイートなサマー・アンセム。LA出身のシンガー・ソングライター、エレニ・マンデル屈指の名曲です。
Society of Seven 「Summer Symphony」
今もホノルルでライブ活動を続けるソサエティ・オブ・セブン。彼らの1972年作『Simply Ourselves』に収録されたサマー・ソフトロック。控えめながら存在感ある優しいホーンの響きと優美な旋律が感動的です。
Lamp 「さち子」
終わり行く季節を淡く染める青。少女の足元で揺れる赤。その二色のコントラストと甘いメロディラインが心に染みるセンチメンタルなナンバー。Lampの数ある名曲の中でも、最も素晴らしいと個人的に思っている曲です。