熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の56回目が放送されました。今回は韓国のレーベル特集。ルシッド・フォール、イ・サンスン、ユン・ソクチョル、イ・ジナなど本格派たちが在籍するレーベルAntenna(アンテナ)を紹介しました。(カワズ)
ソウル生まれ、大学でジャズを専攻したピアニスト、Yun Seokcheol(ユン・ソクチョル)と、ホンデ発で10年以上のキャリアがある女性アコースティックデュオ、屋上月光(オクサンタルピ)のPark Sejin(パク・セジン)。今年リリースされた二人のコラボレーションによるEP『The Breakfast
Club』からのナンバーをはじめにお届けしました。
今年参加したSeoul Jazz FestivalでのLee Jin Ah(イ・ジナ)のステージに感銘を受け、大阪梅田に新しくオープンしたブルーノート系列の「Blue
Yard」でのライブを鑑賞しました。韓国大衆音楽賞でベストポップアルバム受賞した2023年作『Hearts of the City』に収録されているナンバー。ジャケットのルックやボーカルスタイルはアイドルみたいですが、卓越した腕前のジャズピアニストです。
Yun Seokcheol(ユン・ソクチョル)を中心としたピアノトリオ。Seoul Jazz
Festivalでのパフォーマンスも素晴らしかったです。Lee Jin
Ah(イ・ジナ)と一緒に来日し、先述の「Blue
Yard」で演奏しました。この曲は今年リリースされたニューアルバム『My Summer's not over yet』収録曲で、今回の来日公演の冒頭で披露。
Lucid Fall(ルシッド・フォール)が2015年にリリースした『Someone, Somewhere』に収録されているアーバンポップ。ライブ前のBGMではbar buenos
airesのコンピレーションを流すなど、静かで穏やかな音楽を志向するアーティストですが、こうしたいわゆるシティポップ的な曲も多いです。
2023年5月にこのコーナーで特集したシンガー・ソングライター兼ギタリストLee Sang Soon(イ・サンスン)。00年代前半に活躍したローラーコースターの中心人物でした。ルシッド・フォールと同様、ブラジリアンミュージックをサウンドの基軸にしていて、かつ二人とも済州島で生活を送っていることが共通点。
2008年にミニ・アルバム『DIARY』でデビューしたPark Sae Byul(パク・セビョル)。ルシッド・フォールやアンテナレーベルのオーナーTOYのライブでピアノやコーラスで参加するなどして知名度を上げた女性シンガー・ソングライターです。大学では心理学を専攻して卒業し、音楽を分析する人工知能の研究で修士号と博士号を取得したらしいです。
♪Kwon Jin Ah / Pretend to Be (with george)
コーナーラストは、Kwon Jin Ah(クォン・ジナ)を紹介しました。彼女は2014年に韓国のスター発掘オーディションの上位入賞した女性アーティスト。この曲は、韓国のR&Bシンガー、George(ジョージ)をフィーチャーしたナンバーです。
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今回オンエアした楽曲を中心に構成したSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲も含めてセレクトしていますので、ご興味のある方はこちらもぜひ。