熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の36回目が放送されました。今回は、モンド・ガスカロが在籍していたインドネシアのベテランバンド、SOREを特集しました。2月にリリースされたニューアルバム『Quo Vadis, SORE?』素晴らしいです。(カワズ)
SOREは2003年に結成されたジャカルタのバンドで、インドネシアの現在の音楽シーンを語るうえで欠かせない音楽家、モンド・ガスカロがオリジナルメンバーとして在籍していたことでも知られているグループです。2005年のファーストアルバム『Centralismo』に収録されている「No Fruits for
Today」を一曲目に紹介しました。モンド・ガスカロがソングライティングした初期の名曲です。
SOREが2月にリリースしたニューアルバム『Quo Vadis, SORE?』から3曲続けて紹介しました。オリジナル作品としては2015年以来となる通算4枚目のスタジオアルバム。ちなみに《Quo
Vadis(クオ・ヴァディス)》は聖書由来の古いラテン語で「何処へ行く?」という意味があります。今作はこれまで以上にバラエティに富んだ楽曲が目白押しの一枚で、まさに「これからどこに向かうのか」、という今後の期待感も膨らむ作品に仕上がっています。
2008年のセカンドアルバム『Ports of Lima』収録曲。ソングライティング&ボーカルはモンド・ガスカロです。個人的は、SOREの全ての楽曲の中で個人的には一番好きなナンバで、メロウなAORサウンドを得意とするモンド・ガスカロの真骨頂のような一曲です。彼はこのアルバムを最後にグループを脱退し、ソロに転向します。
モンド・ガスカロ脱退後にリリースされた2015年のサードアルバム『Los Skut Leboys』収録曲で、シングルとしても発表されているオーセンティックなギターポップ。モンドが在籍していた時は彼が65%の音楽的素材を準備していたらしいので、脱退後は楽曲制作に苦労したらしいのですが、ギターバンドとしてのクオリティは健在であることを証明してくれたアルバムだと思います。
コーナーの最後は、最新アルバム『Quo Vadis, SORE?』から「Curtains」という曲で締めました。アルバムの最後に収録されている、とても繊細な楽曲です。
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今回オンエアした楽曲を中心に構成したSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲も含めてセレクトしていますので、ご興味のある方はこちらもぜひ。