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熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の12回目が放送されました。今回は、インドネシアの若き才能、Ardhito Pramono(アルディート・プラモノ)の楽曲を紹介しました。(カワズ)
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コーナー1曲目は、Candra Darusman(チャンドラ・ダルスマン)率いるDetik Waktu
Quartet(デティク・ワクツ・カルテット)に彼がボーカルでフィーチャーされた曲。チャンドラ・ダルスマンは、本コーナー("Sound of Afterglow)のオープニング・テーマに採用している「Pengungkapan Hatimu」の作者です。シティポップバンドCHASEIROの中心人物でもあるチャンドラは若手音楽家との交流も活発で、アルディートとのこのコラボナンバーもそれを裏付けています。
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M2~M4は、いずれも2019年のEP『A Letter to My 17 Year
Old』収録曲。初めてアルディート・プラモノの存在や彼の曲の素晴らしさに気付いたのは、M2「Bitterlove(ビター・ラヴ)」を聴いたときでした。暖かくなる季節にピッタリのジャジーポップで、その声質とソングライティングの良さから、オランダのボーカリストWouter
Hamel(ウーター・ハメル)の登場を思い出しました。"Superstar"や"Say
Hello"は、ディキシーランド・ジャズやビッグバンド等のトラディショナルなジャズを基調にした楽しげなナンバーです。
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M5~M6は、いずれも2020年の最新EP『Craziest Thing Happened in My
Backyard』収録曲。ブラジル音楽、ラテン、上品なジャズといった新たなエッセンスが加わり、前作よりさらに洗練された作品になっているように思います。"925"は当番組のパーソナリティの久間さんも一番のお気に入りと仰ってくれた素敵なボサノヴァです。Spotifyには、このミニアルバム全曲をスタジオで再現したライヴ・ヴァージョンが公開されています。
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コーナー最後は静かめの歌をセレクトしました。2020年公開の映画『Nanti Kita
Cerita Tentang Hari Ini(One Day We'll Talk About
Today)』の挿入歌になったシングル曲。和訳すると「いつの日か僕らは今日のことを語り合うだろう」というタイトルの青春映画です。本人は挿入歌を提供しているだけでなく、本作に俳優として出演しています。Indonesian
Movie Actor Awardsの新人アクター賞を受賞したのだそうです。
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アルディート・プラモノのリリース音源でSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲もセレクトしていますので、ご興味のある方はぜひ。