2019年3月31日日曜日

インドネシア・シーンの現在

たいへん光栄なことに、これまでこのブログでも何度か取り上げてきた《インドネシアの音楽シーン》について、ラジオと音楽雑誌で同時期に紹介するという、またとない機会を頂きました。
ひとつは、ミュージック・マガジン4月号の特集『東南アジアのインディ・ポップ最前線』で、「インドネシア・シーンの現在」という解説記事とディスクレビューを寄稿しました。加えて3/29には熊本シティエフエム『SERENA SERATA』に出演し、記事でも取り上げた最新のシーンを紹介しました。(カワズ)



●ミュージックマガジン2019年4月号


『東南アジアのインディ・ポップ最前線』と題されたミュージック・マガジンの特集記事では、2011年に来日したアディティア・ソフィアンの登場以降、徐々に注目されるようになったインドネシアのテン年代のシーンを解説しました。続々と登場する魅力的なアーティストや、アルバム『旅する風』で日本でも知られる存在になったモンド・ガスカロについても触れています。

●ラジオ番組『SERENA SERATA』出演

3/29(金)に出演した熊本シティエフエムの番組『SERENA SERATA』では、インドネシアシーンのキーパーソンと言えるモンド・ガスカロの特集をしました。アルバム『旅する風』以降に彼がリリースしたり関わった音源を(僕の拙いトークとともに)紹介しました。加えて、ミュージック・マガジンのディスクレビューで紹介したアルバムからも音源を紹介しました。プレイリストは以下の通りです。

  1. Duta Pamungkas / Crown of Roses
    アコースティック・デュオ、マルコ・マルシェのDuta Pmungkasの2016年のソロ作より。
  2. Mondo Gascaro / April
    アルバム『旅する風』以降にリリースされたモンド・ガスカロの2017年最新シングル。
  3. Mocca / Teman Sejati
    モンド・ガスカロがプロデュースしたモッカの2017年のアルバム『Lima』からのナンバー。
  4. Mondo Gascaro+White Shoes & the Couples Company / Indahnya Sepi
    インドネシアの伝説的なグループ、チャセイロのリーダーCandra Darusmanのトリビュートカバー。ホワイト・シューズとモンド・ガスカロのコラボ作。
  5. Payung Teduh / Akad
    モンド・ガスカロのレーベルIvy League Musicからもリリース実績のある人気グループの大傑作シティ・ポップ。
  6. Teddy Adhitya / In Your Wonderland
    2017年のインドネシアの音楽賞でもベスト・ニューカマー賞を獲得したネオ・ソウルの新鋭。

※まだまだ現在のインドネシアシーンは可能性を秘めていると感じます。また別の機会があれば、いろいろと紹介して行きたいと思います。今回、同じテーマでの記事掲載とラジオ出演依頼は全くの偶然でしたが、ご協力に与かった皆様にあらためてお礼を申し上げます。ミュージック・マガジン編集部の村田さん、熊本シティエフエム「SERENA SERATA」の久間さん、インパートメントのディレクター大崎さん、どうもありがとうございました。