ジョルジオ・トゥマ初来日ツアーは、2/17(金)の福岡公演を皮切りにいよいよ来週末から始まります。今回は彼の作品のうち、アナログ盤7インチについて書きました。既発の3枚に加えて、公演会場優先で発売予定の新作をご紹介します。(カワズ)
'Little Dusty / Koko Tutu Mama' (2012)
幻想的な朝の景色に溶け込むようなサウンドスケープが美しい2011年のサードアルバム『In The Morning We'll Meet』から打って変わって、その翌年にリリースされた本作は、数あるトゥマの作品の中でもとびきりカラフルでポップ。Lena KarlssonのボーカルによるB面のボサノバナンバーとともに、明るい陽射しが似合う一枚です。
'Through Your Hands Love Can Shine / Anna, My Dear' (2015)
元ステレオラブのレティシア・サディエールをボーカルに迎えて作られた本作は、トゥマの新境地とも言えるメロウなロックステディ〜レゲエ調のナンバー。彼の作る楽曲は、ジャンルを問わず上品に仕上がるのが特徴的です。加えて素晴らしいのが、B面の「Anna, My Dear」。優美で静謐な世界観の広がりを感じて頂けるはずです。これら2曲は、昨年リリースされた4thアルバム『This Life Denied Me Your Love』の日本国内盤CDのボーナストラックとして収録されています。
'My Lively Youth' (2015)
前作「Through Your Hands Love Can Shine」で魅せた新機軸をさらに深化させた心地よい一曲。本作では、レゲエシーンで活躍するMalik Mooreがフィーチャーされており、もしかして次のアルバムはこの路線?とさえ感じたことを記憶しています(実際の新作はまた違ったアプローチだったわけですが)。B面にはハイラマズのショーン・オヘイガンが手掛けた同曲のリミックスが収録。'Release From The Centre Of Your Heart' (2017)
2016年のアルバム『This Life Denied Me Your Love』に収録されている名曲が、今回の日本ツアーを記念してシングルカットされ、7インチアナログとして発売されます。アルバム中、最もメロウで親しみやすいナンバーで、トゥマ未体験の方にもオススメの一曲。B面は、傑作セカンド『My Vocalese Fun Fair』収録の上質なポップス、「Let's Make Stevens Cake!!!」と「Flying bicycles to Reykjavik」の2曲。セカンドアルバムから初めてアナログ化されるので嬉しい限りです。
RePublik: Presents
ジョルジオ・トゥマ・ジャパンツアー2017 福岡公演
2017年2月17日(金)会場:papparayray – パッパライライ
開場:19時/開演:20時
前売:3,500円/当日:4,000円 (共に別途1ドリンク・オーダー、全席自由)
http://republik.jp/archives/4042
★ジャパンツアー全体について★
http://www.productiondessinee.com/news/pd-tour-giorgio-tuma-japan-tour-2017/