2017年1月22日日曜日

7インチで聴きたい2010年代のフリー・ソウル

先日お店で選曲させて頂いた福岡大名のバー、ペトロール・ブルーのこいでさんがフリー・ソウル再燃中だと仰っていて、何となく自分もその気分に。最近では往年のフリー・ソウルの名曲が次々とアナログ7インチ化されていますが、今回は2010年代のフリー・ソウルを4曲ご紹介します。いつか7インチのアナログ盤で聴けたら嬉しいです。(カワズ)


Clube do Balanço / Vicio Perfeito


サンパウロのジャジーなサンバグループ、クルビ・ド・バランソ(Clube do Balanço)の4枚目『Menina da Janela』からの一曲。渋いボーカルとスタイリッシュなグルーヴが癖になります。メロウなホーンセクションも◎。アルバムジャケットも存在感がありますね。

Clube do Balanço 『Menina da Janela』 (2014)

植田章敬 / Pink


岡山出身、植田章敬のデビュー作『PINK』の冒頭を飾るミディアムテンポなナンバー。70年代のニューソウルを想起させる甘いメロディーラインと芯のある歌声が素敵です。もうすぐ発売されるセカンドアルバム『from mountainside』もとても楽しみ。

植田章敬 『from mountainside』 (2017)

Lucid Fall / Dear, I Promise You


韓国のSSWルシッド・フォールの最新作『サムワン、サムウェア』の収録曲。上品に躍動するシティーミュージックで、フェンダーローズやフルートの彩りあるフレーズも実に心地よい逸品です。アルバム全体としてもたいへん素晴らしく、個人的には、昨年聴いたベストアルバムの一枚に選びました。

Lucid Fall 『Someone, Somewhere』 (2015)

「Lucid Fall、7thアルバムを知るためのキーワード」

Deni / Nada Mais

ブラジルのシンガー・ソングライター、デニ・レイスのメロウAORなアルバム『Veloz』に収録されているナンバー。冒頭の軽快なギターのカッティングや、間奏のしなやかなエレピの旋律にも心が躍ります。

Deni 『Veloz』 (2010)