2024年9月1日日曜日

Sound of Afterglow vol. 53《Lafa Pratomo》

熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の53回目が放送されました。インドネシアの作曲家/プロデューサー/アレンジャーであるLafa Pratomo(ラファ・プラトモ)を特集しました。彼はモンド・ガスカロバンドのギタリストであり、現行インドネシアシーンの立役者の1人。様々なアーティストに楽曲を提供したり、作品のプロデュースを手掛けています。(カワズ)

♪Mondo Gascaro & Agatha Pricilla / Lepas Berdansa
インドネシアの俳優で歌手のAgatha Pricilla(アガサ・プリシラ)Mondo Gascaro(モンド・ガスカロ)による2022年のシングル。パンデミックで変わってしまった世の中を、今は受け入れることができるようになったことがポジティブに描かれています。Lafa Pratomo(ラファ・プラトモ)はギターを弾いています。


インドネシアの女性アーティスト、Danilla(ダニラ)の1stアルバム『Telisik』収録曲。この曲の作者であるプラトモはこの曲を歌えるシンガーを探していたところ、ダニラとの出会いがあり、意気投合したのだそうです。プラトモは本作に収められている大半の曲のソングライターであり、アルバム全体のプロデューサーでもあります。そして本作以降、プラトモはダニラ作品のほとんどで共同制作者として仕事をしています。


Nadin Amizah(ナディン・アミザー)は2017年にデビューした女性シンガーソングライター。2023年のセカンドアルバム『Untuk Dunia, Cinta, dan Kotornya』に収録されている、ノスタルジックでヴィンテージサウンドが魅力の一曲を紹介しました。プラトモはこの曲の作者であり、プロデュースも手掛けています。アルバム収録されている、同じく彼がプロデュースしたシングル「Rayuan Perempuan Gila」は、インドネシア音楽賞でベストアレンジメント&プロデュース賞にノミネートされました。


こちらは、Sound of Afterglowのオープニングテーマを歌うシンガー、Andien(アンディエン)の2017年作『Metamorfosa』収録曲。プラトモがLafa Green(ラファ・グリーン)という別名で提供した楽曲で、ジャズグループTomorrow People Ensemble(トゥモロー・ピープル・アンサンブル)が演奏しています。


Bisma Karisma(ビスマ・カリスマ)はインドネシアのバンドSM*SHのボーカリストを務める人物で、俳優業やタレント業でも知られているようです。彼の1stソロアルバム『Rihlah』(2024)に収録されているナンバーをお届けしました。アルバム全体をプラトモがプロデュースしている一枚です。アレンジがモンド・ガスカロの1stアルバムに収録された「A Deacon's Summer」や「Oblivion, Oblivion!」を彷彿させます。ギター中心のバンドサウンドが魅力で、メロウな楽曲が多いのでガスカロファンにもお勧めしたいです。


ラストは、Danilla(ダニラ)の1stアルバム『Telisik』収録曲を紹介しました。プラトモが作ったこの曲を聴いたダニラは初めて聞いたときぜひ歌いたいと思ったらしく、歌を聴いたプラトモも同じく、ぜひ彼女に歌ってほしいと思ったのだそうです。本作以降も彼女の作品の共同プロデュースを続ける彼にとって、まさに二人の出会いの曲といえます。


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今回オンエアした楽曲を中心に構成したSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲も含めてセレクトしていますので、ご興味のある方はこちらもぜひ。