2023年11月29日水曜日

Sound of Afterglow vol. 44《Naif & David Bayu》

熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の44回目が放送されました。今回は、2021年に惜しくも解散したインドネシアのバンドNaif(ナイーフ)と、その中心的存在だったDavid Bayu(デヴィッド・バユ)を特集しました。昨年リリースされた彼のソロアルバム『Di Dalam Jiwa』が最高です。(カワズ)

♪Naif / Benci Untuk Mencinta
Naif(ナイーフ)は、ボーカルDavid Bayu(デヴィッド・バユ)を中心とした、1995年に結成されたインドネシアのベテランバンド。コーナーの冒頭は、通算4枚目のアルバム『Retropolis(レトロポリス)』(2005)収録曲をお届けしました。グループ名の「Naif(ナイーフ)」は、シンプルで覚えやすいほうがいいだろうという友人の助言から名付けたのだそうです。


♪Naif / Selama Ada Cinta
♪Naif / Berubah
残念ながら、長年活動を続けてきたNaif(ナイーフ)は2021年にグループ結成丸25年で解散しました。ラストアルバムとなった8枚目のスタジオアルバム『7 Bidadari』(2017)から2曲続けてお送りしました。サウンドスタイルはオールドロックへの参照がメインですが、メロディセンス抜群で、バンドが醸し出すピースフルな雰囲気が何より素敵です。個人的には、「Selama Ada Cinta」を聞いて彼らのファンになりました。


Naif(ナイーフ)解散後にソロアーティストに転向したボーカルDavid Bayu(デヴィッド・バユ)。コーナー後半は、彼の2022年のソロアルバム『Di Dalam Jiwa』を特集しました。今作は、バンド時代にリリースした2008年作『DVD Boy』に続く2作目。アルバム冒頭のメロウなタイトル曲「Di Dalam Jiwa」から引き込まれました。基本はオーソドックスなアダルト・ロックが軸にはなっているのですが、ストリングスなどの細やかなアレンジがとにかく洗練されていて、本当に素晴らしい一枚です。なお、Erikson Jayanto(エリクソン・ジャヤント)という音楽家が本作で鍵盤やストリングスアレンジを担当しているのですが、彼が陰の立役者だと個人的には思っています。インドネシアの人気SSWアルディート・プラモノとのコラボレーションもしている人物で、今後もチェックしたい若き才能です。


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今回オンエアした楽曲を中心に構成したSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲も含めてセレクトしていますので、ご興味のある方はこちらもぜひ。