2021年1月24日日曜日

Sound of Afterglow vol.10 《Taiwan Indies Music》

熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の10回目が放送されました。今回は、台湾の近年のインディーミュージックを特集しました。(カワズ)



台湾で近年最も著名なインディーバンド、落日飛車(Sunset Rollercoaster)。今やアジアのたくさんの若手バンドにも影響を与えているグループでもあります。2018年のセカンドアルバム『CASSA NOVA』はこの年を代表する名盤だと思います。この曲は2016年リリースのEP『JINJI KIKKO(ジンジキッコ)』に収録。



台湾・高雄出身の男女混成4人組バンド。2020年8月にリリースされた1stフルアルバム『不完整的村莊 / The Village』収録曲で、疾走感溢れるギターロック・ナンバーを紹介しました。The Strokesがフェイバリットというのも頷けます。すでに来日公演も経験していて、日本語のインタビューもこちらで読むことができます




四枝筆樂團(Four Pens)は、2011年に結成された、ソングライターのBiboを中心とした3人組フォークユニット。2枚のEPからコンパイルした日本盤『One Day』が2014年に発表されています。紹介したのは、2016年に7インチレコードでリリースされた、アコーステックで切ないナンバー。夏の終わりに聴きたい一曲です。



2014年結成、台中(タイジョン)出身のインディーバンド。コンスタントにアルバムを発表していて、この曲は最新アルバム『Real Love Is』(2020)に収録されています。トロピカルな雰囲気が醸し出されていてリラックスして聴ける曲「Paradise... How Far?」を紹介しました。



2015年から活動しているデュオ、Fragile Girls によるムーディーでメロウな一曲を紹介しました。2017年作『一些难过的时候可以听的流行歌曲(Some pop songs you can listen to when you're sad)』に収録されています。詳細不明ですが、全編でR&Bテイストの洗練されたエレクトロポップ~ソウルのエッセンスが際立つ素敵なアルバムです。



台北の4人組バンドDeca Joinsの2018年作『Go Slow』より、「瞳の中」という邦題がついた曲を最後に紹介しました。70年代前半のプレAOR的な作品を彷彿させるサウンドで、とりわけコーラスワークが素晴らしい。近年のこの国のインディーズ音楽の中では、個人的に一番のお気に入りのナンバーです。


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台湾のインディーズ音源でSpotifyのプレイリストを作成しました。ラジオでオンエアしたアーティスト以外の楽曲もセレクトしていますので、ご興味のある方はぜひ。