2020年11月29日日曜日

Sound of Afterglow vol.8 《Thai Indie Pop》


熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の8回目が放送されました。今回は、タイの近年のインディーポップを特集しました。(カワズ)




1996年結成のベテラン、ラ・オン・フォン。2005年のアルバム『Cozy Collection』収録曲です。2000年代中頃に「タイの渋谷系」として紹介されたグループの一つです。カーディガンズやクラウドベリー・ジャムといった往年のスウェーディッシュ・ポップ勢が引き合いに出されることもありました。日本での知名度も受けて、長崎市観光大使を務めたことも



Phum Viphurit(プム・ヴィプリット)は、現行のタイの音楽シーンの代表的な存在となっている若手シンガー・ソングライター。昨年はサマーソニックに出演するなど、タイ国内だけでなく世界的にも人気がある人物です。この曲は今年リリースされたEP『Bangkok Balter Club』に収録されています。




チェンマイ出身、ギターとボーカルの男性二人編成によるインディーユニット。近年のインディーR&Bのエッセンスを存分に感じさせる素晴らしい曲です。本国でも随分と人気を獲得しているようで、YouTube等では、この曲のカバーが数多くアップされているのが確認できます。
ちなみにアーティスト名は「マー」と読みます。読み方がわからなかったので、タイの音楽シーンに詳しいヨシダさんに事前に伺いました。ヨシダさんのブログにはタイのポップスが数多く紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。




バンコク出身の男性デュオ。2000年に結成され、スタジオアルバムもこれまでに6枚リリースしている中堅です。過去にはタイ国内の音楽賞を複数受賞している実力派でもあります。今年に入って配信でシングルを何曲かリリースしていて、この曲もそのうちの一つ。ウェルメイドで洗練されたポップスです。




2017年にデビューした4人組バンド。2018年にリリースしたセカンドアルバム『Chinese Banquet』に収録された一曲。日本のシティーポップやAORを意識したような、メロウでアナログな質感のサウンドが素敵です。12月にこのアルバム『Chinese Banquet』の日本盤CDがリリースされるようです。



コーナー最後にオンエアしたのは、LANDOKMAI(ランドクマイ)という女性二人によるデュオグループの曲でした。昨年デビューしたばかりでアルバムのリリースはまだのようです。この曲は配信リリースされているサード・シングル。静かなイントロの雰囲気と、そこから展開するR&Bテイストのアレンジが◎。


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タイのインディーズ音源でSpotifyのプレイリストを作成しました。ラジオでオンエアしたアーティスト以外の楽曲もセレクトしていますので、ご興味のある方はぜひ。