LAを拠点に活動するフォーキーな女性シンガー・ソングライター、ジェシカ・プラット(Jessica Pratt)とベドウィン(Bedouine)。2人がそれぞれ今年発表したアルバムがどちらも素晴らしかったので紹介します。(カワズ)
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Jessica Pratt "Quiet Signs" (2019)
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ジェシカ・プラット(Jessica Pratt)のサードアルバム『Quiet Signs』は、すでに多くの人々から称賛されている作品です。ニック・ドレイクやシド・バレットといった孤高のシンガーソングライターたちを彷彿とさせるヒリヒリとしたアシッドサイケな音楽性がこれまでの彼女の持ち味。加えて本作では、女性ならではの柔らかさと凛とした透明感が作品全体を包み込み、繊細で幻想的な世界観が生まれています。
♪Jessica Pratt - Fare Thee Well
♪Jessica Pratt - This Time Around
Bedouine "Bird Songs of a Killjoy" (2019)
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シリア生まれのベドウィン(bedouine)のセカンド・アルバム『Bird Songs of a Killjoy』も今年の年間ベスト候補に入れたい一枚。ドラムがリズムを刻み始めるや否やパッと景色が明るくなるような「Sunshine Sometimes」や、親しみやすいサビのフレーズがクセになる「One More Time」など、その生音主体のサウンドとマイルドな歌声に魅了されています。内省的過ぎないナチュラルな佇まいも好きです。
♪Bedouine - Sunshine Sometimes
♪Bedouine - One More Time