大好きなイタリアのSSW、ジョルジオ・トゥマのセカンド・アルバム『My Vocalese Fun Fair』がスペインのレーベルElefant RecordsからLPとなって発売されました!休日の寒さが身にしみる夜に届いた、暖かい気持ちになる一枚。(カドピ)
アナログ化の報を聞いてから楽しみにしていましたが、無事、渋谷のデシネさんで購入できました。
優しい声と心をくすぐるポップなメロディ。トゥマの作品を知った頃は、ステレオラブを大好きなポップ・マエストロがどんな人なのか全然想像がつきませんでしたが、2017年に初来日をした時にピュアで本当に少年がそのまま大きくなったような人で、会ってますます好きになってしまいました。私が観たのは初日の福岡だったのですが、トゥマがめちゃめちゃ緊張していてそれがまたなんか良かったんですよね。人間味が溢れまくっていて。
それからは彼の作品を聴くたび「ジョルジオどうしてるかなあ」なんて考えたりしていたのですが、ついにこのセカンドもレコードで聴けるようになったのでますます聴く機会が増えそうです。
どの曲も良すぎていくつかピックアップするというのがとても難しいのですがいくつか。
トゥマのメランコリックな曲は、ビル・エヴァンスの「Children's Play Song」を聴く時のようになんだかちょっと子供の頃の風景が浮かぶような感覚で、あのトゥマのピュアさが生み出してるんだなあ、と。
一方でアップテンポな曲も本当にセンスが良くて、レーベルがエレファントなだけに、私のようなクワイエット・ミュージック好きだけでなくインディー・ミュージックを好きな人たちにもファンがたくさんいて、ジャンルを問わずに広く愛されているところもトゥマらしくて素敵です。
Giorgio Tuma 『My Vocalese Fun Fair』
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- Introduction
- Two Happy Sad Guitars...
- Saltamontes
- Let's Make The Stevens Cake!!!
- Musical Express
- ... And Three Parasol Stars
- Astroland by Bus
- Coney Island Memories
- Marsico
- St Nicholas' Blue Melody
- Ml Db (Mary Louise Song)
- Faye’s Flying Shoes
- Dedicated to Timmy the Whale
- Sirens Pray for Us
- G-Lombardi Magic Rollercoasters