熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の68回目が放送されました。今回はインドネシアの現行ジャズシーンを紹介しました。(カワズ)
♪Marini Nainggolan / Kejar Waktu
インドネシア国内外のジャズフェスに出演するなど活躍中のヴォーカリスト、Marini Nainggolan(マリーニ・ナインゴラン)による2020年のシングル曲。冒頭のスキャットが印象的で、古いサンバやボサノヴァというより、近年のコンテンポラリーなブラジル音楽を参照しているように感じられます。
現代インドネシアジャズシーンの代表的なベースプレイヤーであるKevin Yosua(ケヴィン・ヨスア)をリーダーとした6人編成グループ。今年、フルアルバム『The Great Indonesian
Songbook
Vol.1』をリリースしました。古典的なインドネシアポピュラー音楽をビッグバンドスタイルで演奏している内容で、インドネシアの偉大なる音楽家、イスマイル・マルズキが作曲したナンバーをお届けしました。
Avalokiteshvara(アヴァローキテーシュヴァラ)とは、仏教用語における「観音様(菩薩)」のこと。2024年に活動をスタートした5人組グループ(Vo,
Gt, Ba, Dr,
Key)で、それぞれが様々なグループでの実績を経て集合したようです。今年リリースされたEP『Kamardikan(カマルディカン)』の収録曲をお届けしました。スピリチュアルなサウンドが印象的な楽曲です。
Tommy Pratomo(トミー・プラトモ)は、ジャカルタで生まれ育った大柄のサックス奏者。歌手としてキャリアをスタートさせ、2008年に初めてサックスを購入して以来、音楽への愛情が格段に深まったのだそうです。次世代のインドネシア・ジャズシーンにスポットを当てたコンピ『Primasuara』の収録曲を紹介しました。ホワイトシューズのベスト盤などもリリースするインドネシアの新鋭レーベルLaMunai
Records(ラムナイレコード)から。
インドネシア語で数字の《24》の意味を持つDua Empat(デュア・エンパ)。フォークデュオの宝庫であるインドネシアでは珍しく、男女のジャズギターデュオです。オールドスタイルのジャズを基調としています。お届けしたのは、今年リリースされたセルフタイトルの最新アルバム『Dua
Empat』に収録されたリードシングル。
このコーナーではお馴染みのシンガー・ソングライター、Ardhito Pramono(アルディート・プラモノ)。2019年のミニアルバム『A Letter to My 17 Year
Old』に収録された彼の人気曲のライブバージョンをお届けしました。ジャカルタで毎年開催されるアジア最大のジャズフェス「ジャワ・ジャズ・フェスティヴァル」のライブの模様を収めた音源で、ビッグバンドを従えた臨場感溢れるライブテイクに仕上がっています。
Tjut Nyak Deviana(チュット・ニャク・デヴィアナ)は、大学教授でもあるベテラン女性音楽家。他方、Daya Swara(ダヤ・スワラ)は、ホテルのラウンジなどでステージに立つボーカルグループです。この楽曲は、デヴィアナがDaya
Swara(ダヤ・スワラ)をフィーチャーしたジャズボーカルアルバム『Intro』に収録された、ムーディーなナンバーです。
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インドネシアのジャズをテーマに編んだSpotifyのプレイリストを作成しました。オンエア以外の曲もセレクトしていますので、ご興味のある方はぜひ。