熊本シティエフエム金曜日の番組「セレナ・セラータ」の音楽コーナー《Sound of Afterglow》の65回目が放送されました。今回は、インドネシアのシンガー・ソングライター、Adikara(アディカラ)を特集しました。5月にリリースされた1stフルアルバム『Klise』がとても良いです。(カワズ)

Chaseiro All
Stars(チャセイロ・オールスターズ)は、インドネシアの伝説的なグループ、Chaseiro(チャセイロ)のトリビュート・プロジェクト。4人の若手ボーカリストを含む5人で構成されています。Chaseiro(チャセイロ)の中心人物チャンドラ・ダルスマンがプロデュースしました。このカバーは、Chaseiroの4thアルバム『Ceria』(1982)の表題曲であり、彼らの代表曲のひとつ。Adikara(アディカラ)は、ボーカリストの一人として参加しました。

2000年ジャカルタ生まれのAdikara(アディカラ)は、幼いころから歌手になりたいと思っていたそうです。Chaseiroの中心人物チャンドラ・ダルスマンに見出され、チャンドラのトリビュートコンピ『Detik Waktu』(2018)にボーカリストとして参加。2019年にシングル「Pesona Cinta」でソロデビューしました。この曲は、同年にリリースされたセカンドシングルです。

Chaseiro All
Stars(チャセイロ・オールスターズ)に参加した2020年、Adikara(アディカラ)はファーストEP『Love & Imagination』をリリースしました。40年代のジャズ/スウィングをテーマにしていて、全編英語詞で歌っています。

2022年に米国バークリー音楽大学の短期ソングライティング・トレーニング・プログラムに参加したAdikara(アディカラ)。そして満を持して1stフルアルバム『Klise』を今年5月にデジタルリリースしました。「Rindu」はインドネシアの名ボーカリストAndien(アンディエン)とのデュオ作。シングルで先行リリースされていた「Primadona」は目の覚めるようなシティポップで、本作のハイライトだと感じています。ちなみに"Klise"とはクリシェの意味です。

CHASEIROの中心人物チャンドラ・ダルスマンのトリビュートコンピレーション『Detik Waktu』。Adikara(アディカラ)は表題曲「Detik
Waktu」でボーカリストとして参加しています。このコンピにはモンド・ガスカロやホワイト・シューズなど、インドネシアの人気アーティストが多数参加している必聴盤です。
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