2020年3月8日日曜日

プレイリスト「The World of Korean Indie Folk」各曲紹介

先日、韓国のインディー・フォークを集めた「The World of Korean Indie Folk」というプレイリストをSpotifyに公開しました。今日は、そこでセレクトした各曲について簡単に紹介したいと思います。曲単位でYoutube音源へのリンクも付けているので気になったらチェックしてみてください。(カワズ)




♪e_so - To him

2018年のデビューシングルで、アルバム『Place』にも収録されています。誰の心にも宿る孤独感を投影したような、悲しげなストリングスが印象的な曲です。


♪Minwhee Lee - Borrowed Tongue

女性デュオ、ムキムキマンマンスで活動していたイ・ミンフィの2016年作『Borrowed Tangue』より。ヒリヒリとした質感のサウンドに見え隠れするアンニュイなムードがたまらなく好き。


♪Chun Yongsung - Year of Kim Il-sung's Death

先日発表された韓国大衆音楽賞でベストフォークアルバムを受賞した『Year of Kim Il-sung’s Death』から表題曲。タイトルから漂う不吉さからは想像できないピースフルな楽曲です。


♪Jaejoo Boys & Kang Asol - Night in December
♪Kang Asol - The Night of Topdong

Pastel Music出身のフォークデュオJaejoo BoysとElectric MuseのKang Asol。2つの重要インディーレーベルを代表する両者が親密に奏でる、清らかなウィンター・フォーク「Night in December」。後半にKang Asolのソロ「The Night of Topsong」という曲もセレクトしました。


♪Yeoyu and Seolbin - Sensitive

Chun Yongsung同様に今年の韓国大衆音楽賞のフォークアルバム部門にノミネートされたアルバム『Song Far Away』より。男女のデュオによる飾らない雰囲気が等身大で素晴らしい。


♪Dringe Augh - Railway

先日神戸のライブハウスで久々に観たドゥリンジ・オウの最新作『Black Hyll Side』より。鉄道オタクでもある彼は、来日するたびに電車の旅を満喫しているそうで、この曲は日本のとある路線に想いを馳せて作ったのだそうです。


♪Big Baby Driver - Love

ピアノとバンジョーというシンプルな構成に加えて、6分を超える楽曲なのに全くダレることがない不思議な歌。Elecric Museからリリースを続けていた彼女ですが、このシングルはBBDという自主レーベルから。先頃発表された新作アルバムも良いです。


♪Hwang Puha - The First Heart
♪Hwang Puha - From This Moment On

キリスト教の伝道師という肩書きを持つホワン・プハ。そのことが直接的に自分の作る音楽に影響を与えているわけではないが、神学に身を置く中で抱いた愛や苦悩が歌に込められているのは間違いない、とインタビューで語っていたのが印象的でした。


♪92914 - Okinawa

彼らが作るソフトなネオソウル〜R&B系の楽曲はどれも素晴らしいのですが、このシングルは一味違った感じで、個人的に一番好きな曲です。波の音を背に繊細に紡がれる、夏終わりの静かな物語。物憂げなギターソロが涙を誘う。


♪Earip - Autumn Letter (Bossa ver.)
♪Earip - That Man

低くマイルドな歌声が特徴的なシンガーソングライター、earip。彼女のささやくようなボーカルとボサノヴァとの相性の良さを実感しました。畠山美由紀さんみたい。カントリー風の「That Man」もライトで良い感じです。


♪Heju - Idontwannathink

英国リーズで活動としているHejuのデビューEPのタイトル曲。フォークというよりR&B〜Jazz寄りで、アデルやリアン・ラ・ハヴァス等に影響を受けたとのことですが、ボーカリストとしての表現力に魅了されてセレクトしました。


♪Kim Sawol - Someone


2019年の韓国大衆音楽賞のフォークアルバム部門を受賞した2018年作『Romance』に収録されている一曲。同賞のベストフォークソングを獲得した彼女のソロ代表曲です。予定されていた来日公演は残念ながら延期になってしまいました。


♪Lucid Fall - Indecipherable Book

ルシッド・フォールの最新作『Nowana』より。バラエティ豊かな楽曲で構成されているアルバムにおいて、この曲は近年彼が追求してきたクワイエットな世界観が最も色濃く反映された一曲だと思います。曲名の“Indecipherable Book”は「判読できない本」という意味。


♪Morrie - Rainy Day (Korean ver.)

東京在住経験もあるMorrieの2014年のEP「Day & Night」より。福岡に来日していた時に本人からCDを頂きました。英語詞のバージョンも収録されていますが、落ち着きあるアレンジのこちらの韓国語のバージョンのほうが好みです。


♪Skinnyjoe - #17 (Alternate ver.)

キム・ジホを中心に2016年から活動するバンド、Skinnyjoeの2018年作より。若い世代による洗練されたフォーク・ロックといった感じで、アジアっぽくない叙情性とドライなグルーヴがクセになります。


♪HYUKOH - World of the Forgotten

日本でも人気の高いHyukohによる2020年の最新作『Through Love』より。デゥェンドラ・バンハートやレオナルド・マルケスと共鳴するような、ミステリアスな質感のネオ・トロピカル・フォーク。ドラムのフレーズがかっこいい。


♪Secret Asian Men - Delayed

退廃的なムードの漂うSecret Asian Menの2016年作『Secrets Beyond the Room』において、淡々としたギターのストロークが印象的な、浮遊感のあるサッドコアな一曲。


♪Kang Asol, Mystery Curtain & Earip - The Moment Reminisced By Sound

Kang Asol、Earip、Mrystery Curtainという3人のフィメール・アーティストによるコラボレーション・アルバム『Our Manchun』より。始まりの繊細なピアノの旋律に心を奪われました。


♪Jeongmilla - Always You

Jeongmillaという若手シンガー・ソングライターによるシンプルな弾き語り。映画のエンドロールとかで流れたら似合いそう。Spotifyではこの曲しか聴けないのですが、Youtubeではライブ映像を含め色々聴けます。


♪Lang Lee - Playing God

イ・ランの傑作『神様ごっこ』の表題曲。元々このプレイリストはイ・ラン登場に象徴される韓国の新世代インディー・フォークに注目してセレクトしたものだったので、最後はこの曲にしました。