2019年6月23日日曜日

2019年の日々の余韻(2)

先月の後半から、Twitterの個人アカウントを使って、平日に1曲づつ曲紹介をしています。今日は、6/10から6/21に紹介した10曲をまとめました。(カワズ)



Peter Cat Recording Co. 「Floated By」
インドのデリーを拠点に10年ほど活動するバンド、Peter Cat Recording Co. のニューアルバム『Bismillah』が素晴らしいです。緩めのドリームポップとローファイサウンドの要素が絶妙なさじ加減で最高。中でもシングル曲「Floated By」が絶品です。


Gisele De Santi 「Ciranda Urbana」
ブラジルの女性シンガーソングライター、ジゼリ・ヂ・サンチの新作EP『Ciranda Urbana』より、タイトル曲を。子供たちへの思いがテーマになっている今作。上品さはそのままに、これまでより明るい印象で、希望に満ちているのを感じる作品です。


Jessica Pratt 「This Time Around」
シンガー・ソングライター、ジェシカ・プラット(Jessica Pratt)の今年リリースされた新作『Quiet Signs』がすこぶる良いです。フォーキーなスタイルはこれまで同様ですが、過去2作と比較して少しサウンドに丸みを帯びて、親しみ易くなっています。でも孤高のオーラも健在。


Rosemary & Garlic 「Beautiful」
クワイエット・コーナーのコンピにも収録されているオランダのフォークグループ、Rosemary & Garlic。昨年リリースのセルフタイトル作はラティーナ誌の個人ベスト10に選出しました。この曲はそのアルバムには収録されていませんが、その名の通り「Beautiful」なナンバーです。


Craig Nuttycombe 「It’s All in the Movies」
フォークデュオ、ランバート・アンド・ナッティカムのクレイグ・ナッティカムによる2018年作『Twin-Tailed Comets』収録の「It’s All in the Movies」。心温まる歌声は今なお変わらず素敵です。マール・ハガードのカバー。アルバムにはランバートの娘Deniseも参加しています。


Drugdealer 「Fools」
マイク・コリンズが主宰するDrugdealerの2019年作『Raw Honey』に収録されている「Fools」。前作『The End of Comedy』に漂っていたヒリヒリとした危ういサイケ感は少し和らぎ、全体としてアーバンでメロウな要素が増しているように感じました。新作とても好きです。


AshRock 「Early Summer feat. Amber Navran」
韓国ジャジーソウルの新鋭、アッシュロック(AshRock)がMoonchildのアンバー・ナヴランをボーカルにフィーチャーした新曲「Early Summer」。昨年韓国のフェスにMoonchildが出演したときに意気投合したのだそう。AshRockの『Kenzasburg』というアルバムもなかなか良いです。


Eryn Allen Kane 「Feel the Need」
プリンスやチャンス・ザ・ラッパー等と共演してきた女性ソウルシンガー、Eryn Allen Kaneの新作『A Tree Planted by Water』より「Feel the Need」。ギターのキャッチーなリフから始まり、徐々に高揚していく多幸感溢れる歌。バンドとの一体感が素晴らしいです。


David Hopkins 「Irresponsible」
ダブリン出身のデヴィッド・ホプキンスは繊細でフォーキーなSSWという印象だったのですが、2018年作『Overlook』はバラエティに富んだバンドサウンドにシフトしています。この曲「Irresponsible」はまるでマイケル・フランクスのよう。「アントニオの歌」を彷彿とさせます。


Summer Salt 「My Lucky Egg」
以前ブログでも紹介したオースティンのインディーバンド、サマー・ソルトの最新曲「My Lucky Egg」。発売中の1stアルバム『ハッピー・キャンパー』には収録されていません。今作も彼ららしいソフト・アンド・メロウなガレージポップです。